特集:
2008/06/07 日記<銀>
銀
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colspan="2" style="background: #ffc0c0" | 一般特性
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style="width: 43%" | 元素の一覧 (名前順)|名称, 元素の一覧 (記号順)|記号, 元素の一覧 (番号順)|番号 || 銀, Ag, 47
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元素の分類|分類 || 遷移金属
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元素の族|族, 元素の周期|周期, 元素のブロック|ブロック || 第11族元素|11 (IB), 第5周期元素|5 , dブロック元素|d
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密度, モース硬度|硬度 || 10490 kg?m−3, 2.5
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単体の色 || style="text-align: center" | 銀白色
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colspan="2" style="background: #ffc0c0" | 原子特性
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原子量 || 107.8682 原子質量単位|amu
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原子半径 (計測値) || 160 (165) ピコメートル|pm
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共有結合半径 || 153 pm
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ファンデルワールス半径|VDW半径 || 172 pm
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電子配置 ||
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電子殻 || 2, 8, 18, 18, 1
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酸化数(酸化物) || 1(酸化物|両性酸化物)
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結晶構造 || 面心立方構造
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colspan="2" style="background-color: #ffc0c0" | 物理特性
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相 || 固体 (反磁性)
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融点 || 1234.93 ケルビン|K
(961.78 摂氏|℃, 1763.2 華氏|°F)
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沸点 || 2435 K
(2162 ℃, 3924 °F)
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モル体積 || 10.27 × 10−3 m3?mol−1
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気化熱 || 250.58 kJ?mol−1
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融解熱 || 11.3 kJ?mol−1
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蒸気圧 || 0.34 × 10−21 パスカル|Pa (1234 K)
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音速|音の伝わる速さ || 2600 メートル毎秒|m?s−1 (293.15 K)
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colspan="2" style="background: #ffc0c0" | その他
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クラーク数 || 0.00001パーセント|%
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電気陰性度 || 1.93 (ライナス・ポーリング|ポーリング)
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比熱容量 || 232 J?kg−1?K−1
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導電率 || 63 × 106 m?オーム|Ω
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熱伝導率 || 429 W?m−1?K−1
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rowspan="3" | イオン化エネルギー || 第1: 731 kJ?mol−1
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第2: 2070 kJ?mol−1
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第3: 3361 kJ?mol−1
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colspan="2" style="background: #ffc0c0" | (比較的)安定同位体
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colspan="2" |
colspan="2" style="background: #ffc0c0; font-size: 85%" | 注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。
}銀(ぎん、英名: silver、独語|独:Silber)は原子番号47の元素。元素記号は Ag。貴金属の一種。元素記号の Ag は、ラテン語での名称 ''argentum'' (輝くもの)に由来する。電気伝導率および熱伝導率、また可視光線の反射率は、いずれも金属中で最大である。光の反射率が高い事から、日本語ではしろがね(白銀: 白い金属)と呼ばれた。銀イオンはバクテリアなどに対して強い殺菌力を示すため、現在では広く抗菌剤として使用されている。例えば抗菌加工と表示されている製品の一部に、銀化合物を使用した加工を施しているものがある。貴金属の中では比較的化学変化しやすく、空気中に硫黄化合物(自動車の排ガスや、温泉地の硫化水素など)が含まれていると、表面に硫化物 Ag2S ができ、黒ずんでくる。銀が古くから支配層、富裕層の人々に食器材料として用いられてきた理由のひとつは、硫黄化合物やヒ素などの毒を混入された場合に化学変化による変色で逸早く異変を察知できる性質からという説がある。アルゼンチンの国名は銀のラテン語名 argentum に由来する。
産出
金とともに、中世ヨーロッパでは新大陸発見までの慢性的な不足品であって、そのため高価でもあった。この時代の日本は東アジア随一の金、銀、銅の採掘地域であり、中国への輸出も行っていた。これらの金属は日本の貿易品として有用だったので、銀山は鎌倉幕府以前から江戸の鎖国終了からしばらく、明治に至っても国が直轄する場合が多かった。中でも島根県大田市の石見銀山は有名。その後、日本の銀山は資源枯渇のため、世界の銀産出地から日本の名前は消えた。、ポトシ鉱山や石見銀山の銀が大量にヨーロッパに流入するまで、。銀を鉱石から取り出すには金よりも手間が掛かったためである。新大陸発見後は、ペルーなどで大量採掘された銀が世界中に流れることになった。これが原因で、銀の価値が暴落。ヨーロッパの物価は2〜3倍のインフレーションに陥った(価格革命)。しかしながらいまだに銀は高価な金属であって、その光沢とともに、人々に愛好されている。銀鉱石
銀鉱石を構成する鉱石鉱物には、次のようなものがある。
銀の応用
貨幣としての利用
古来、金とともに、貨幣として広く流通した。蒸着利用
真空中に於いて銀を高温で熱し、気化させ、目標物に蒸着させる事により、銀の高い反射率を利用する。鏡、反射フィルムなど応用範囲は広い。
抗菌性の利用
銀イオンはバクテリアなどに対して極めて強い殺菌力を示すので、浄水器の殺菌装置など、近年急速に殺菌剤として普及してきた。抗菌性が高い金属イオンとしては、水銀、鉛などが知られているが、これらは動物に対しても害があり使用できない。日常使用しても環境に害がなく、抗菌性を持つものとしては銀と銅があり、銅に関しては用いられるようになってからは200年ほどの歴史がある。銀は1990年頃から使用されるようになり、大手化粧品会社の資生堂からはそれを応用したデオドラントスプレーが発売された。銀イオンは感光性があり、普通の塩の状態ではすぐに還元されて黒い銀の単体粒子が析出してしまうため、最近はチオ硫酸イオンなどを配位させた錯イオンを用いて、感光性をなくしたものを使用している。
公衆浴場での利用
日本では公衆浴場における浴槽水の衛生管理が義務付けられているが、銀イオンはその浴槽水の殺菌に利用されている。厚生労働省からは塩素剤による殺菌が推奨されているが、塩素殺菌が不向きな水質も存在している。銀イオンはそのような塩素殺菌が行いづらい水質の一部でも、効果的に殺菌を行えることが確認されている。また、他の浴水殺菌剤や殺菌装置にはない、還元的な殺菌作用(ORPによる比較)から近年注目されている殺菌方法である。
写真への利用
銀はまた、写真の感光剤(臭化銀、ヨウ化銀など)として利用されている。銀のハロゲン化物が光を受けて銀原子を遊離すること(潜像)を利用し、適当な還元剤と反応させることによりその変化を増幅し(現像)、画像を記録することが可能である。さらに、単独では濃淡しか表現できないが、複数の色素とフィルタ等を組み合わせ、波長に応じて感光の度合いを変化させることにより、カラーでの記録も可能としている。
医療用途への応用
銀は歯科医療で利用されている。比較的安価な材料として、主に保険診療で使用される。用途は主に歯のう蝕(虫歯)や歯根の患部を削った空洞などに、失った歯牙部分を補完する形で銀合金をかぶせたり、はめ込んだりする方法である。これらはロストワックス鋳造法により製作される。使用される銀は、銀に亜鉛やインジウムを添加したもの、また金やパラジウム等を添加した銀合金であり、そのうち銀の分量は約50%〜70%である。現在はほとんど行われていないが、銀とスズの合金に銅や亜鉛を添加した粉末を水銀で練るアマルガム法を用いたアマルガム修復もよく行われた。有機水銀の毒性が問題となって日本においては廃れたが、現在でも毒性がないといわれる無機水銀を使用して行われる場合もある。東洋医学の分野では、鍼|鍼治療用として、銀を含む材質の鍼が製造されている。金を含む鍼に比べると安価だが、一般的なステンレスの鍼に比べて高価なため、銀の鍼を使うのが効果的とされる症状に対してコスト面で折り合いがつく場合に用いられる。
電子工学分野への応用
銀は既知の金属の中で最も電気抵抗が低い。そのため、導電性の良い電線として利用されている。もちろん銀そのものが高価なため、特殊な場合にのみ利用される。オーディオマニア|マニア向けの、オーディオケーブル、スピーカーケーブル等がその例である。また高周波を扱う配線にも用いられることがある。
宝飾品としての利用
銀は、その白い輝きから宝飾品としても広く利用されてきた。貴金属のなかでは比較的産出量も多く安価であるため、日本では特に若者向けの宝飾品として人気があるが、最近は一般的にも用いられるようになっている。宝飾品などとして利用する場合、純粋な銀では柔らか過ぎて傷つきやすい為、他の金属との合金の形で利用される。日本では一般的に銅を混ぜるが、加工性や高硬度のため他の添加金属を用いることがある。古代エジプトでは銀は金よりも価値があり、金製品に銀メッキが施された宝飾品が存在する。プラチナを混ぜたプラチナシルバーや金・パラジウムを混ぜたシルバー、また色合いを変えたイエローシルバー、ピンクシルバー、グリーンシルバーなどもある。銀の象徴的意味
銀は、美しい白い光沢を放つ事から、占星術や錬金術などの神秘主義哲学では月と関連づけられ、銀は男性を、金は女性を意味していた。ある時を境に位置が逆転し、銀は月や女性原理などを象徴する物となり、一方、金は太陽や男性原理などを象徴する物となった。また、各種競技、コンクール等で、2位の場合に送られるメダル等に使われていることから、二位という象徴的意味も持ち合わせている。銀相場
金と並び貴金属や工業用素材として広く使用されることから、投資の対象にもなっている。時には、投機的な資金が流入して相場価格が乱高下することがある。投資の対象として注目されるようになった発端は、1979年〜1980年のハント兄弟が、工業用にも利用されている銀の価格が金と比べて低いことに着目した買い占めがきっかけであり、一時は20倍もの価格上昇が発生した。ハント兄弟の価格つり上げ工作は、欧州の一般家庭が使っていた銀食器が鋳つぶされ、市場に大量放出されたことによる暴落で大失敗に終わるが、その後も1996年には米国の投資家ウォーレン・バフェットが世界の年間供給量の5分の1を買い占めたと表明し、直後に暴騰が生じるなど、依然として混乱は見られる。なお、もっとも銀消費量が多かった写真工業分野では、現像時の銀回収システムやフィルムを使わないデジタルカメラの移行が進んでおり、ハント兄弟の買い占めに際して発生した写真フィルム、X線写真|レントゲンフィルムの品不足のような事態は、今後は発生しにくいと考えられている。
関連項目
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